サプリメントは薬ではなく食品 | 痩せるダイエット

日本で法的にはサプリメント＝食品と分類されます。その食品は３種類に大きく分けられますが、まずは「特定保険用食品」で「トクホ」と略称されます。トクホは厚生労働省から認可を得ていますので、特定の保険用途での効能を表示することができます。けれど現段階では錠剤や粉末状のものは認可されていませんので、トクホに分類されるサプリメントは現状ではあり得ません。

次に「栄養機能食品」で、平成１３年４月に創設された保険機能食品制度によって規定される保険機能食品です。その規定とは、１２種類のビタミンと５種類のミネラルのいずれかが一定量含まれ、その栄養素の機能を、厚生労働省に届出や申請なしに表示することが可能な食品です。トクホと栄養機能食品以外の食品は「一般食品」に分類され、効果や効能を謳うと薬事法に違反します。

サプリメントは優先度で分類すると、人間が生きていく上で必ず必要な栄養素（必須栄養素）を補うもの、次に身体の調整機能に関わる栄養素（副栄養素）を補うもの、そして予防効果を期待して摂る機能別栄養素の順番になります。栄養を補うためにサプリメントを利用する場合には、まず必須栄養素をちゃんと摂取するように心がけましょう。副栄養素や機能別栄養素には、必須栄養素の代わりになりません。必須栄養素をきちんと補給した上で、体長や体質、疾病など個人の健康状態に応じて、一時的、あるいは間欠的にプラスすると効果的です。