サプリメントの記事一覧 | 痩せるダイエット

高額なサプリメントには注意しよう

バイブル商法とは、健康食品や代替療法(通常医療の代わりに用いられる医療。補完医療、相補医療)に関して、通称バイブル本と呼ばれますが、その効能や理論、体験談などを書いた本を実質的な広告として利用し、薬事法の規制を抜けて商売をする商法のことです。

バイブル商法で勧められる健康食品は、効果が全くないわけではないけれど、体験談などで絶賛されているほど劇的な効能は期待できないことが多いにも関わらず、高額な保険のきかない自由診療であったり、研究・実験段階にまだある医療や商品がほとんどです。ガンなどの難治性や末期の病気で苦しんでいる人を対象としているのが特徴で、弱みにつけこむそのやり方は、非常に悪質なものです。健康食品は、医薬品ではなく、あくまで食品ですので、効能を謳うことは原則的にはできません。

効能を謳ってしまうと医薬品の扱いになりますので、そうした販売の仕方では、もはや「食品」ではなく「無許可の医薬品」だと判断され、薬事法違反になります。2005年10月にも、薬事法違反の容疑で、アガリクスのバイブル本の執筆者、監修者、出版社の役員や従業員、健康食品販売会社の代表など、関係者が逮捕、書類送検されています。

特定の健康食品やサプリメント、民間療法で病気が完治した、という内容がバイブル本には載せられていますが、その本の巻末やしおりにその商品の販売先やクリニックの連絡先が記載されていますが、そうした連絡先は、その本の著者や出版社と深い関係にあることが多く、体験談なども信憑性にかけることが大半です。

健康増進法の観点からも、誇大広告は抵触しますので、こうした法律の網をくぐるために、表現の自由がある出版物の形で効能をアピールしているのです。健康増進法では「(食品について)著しく事実に相違する表示をし、又は著しく人を誤認させるような表示をしてはならない」と規定されています。

2013年08月07日

カテゴリ: サプリメント

予防医学とサプリメント

予防医学の推進を目的に、法整備や規制緩和が行われています。国としての方針、それに一般個人の1人1人が健康維持の意識を高めたことで、サプリメントは日本でも一大市場になったのです。予防医学は、病気になってしまってから治療を行うのではなく、病気になりにくい心身をつくる、という目的で行われます。

病気を予防して健康を維持するのが予防医学です。人間ドックや健康診断も予防医学に含まれますが、医学的に言うと、疾病の発生・経過・分布・消長、そしてそれらに影響を及ぼす原因を研究、分析し、疾病の予防を行い、病気になりにくい心身の健康増進を図ることを目的とした学問です。エスティティックサロンや美容業界で有名なアーユルヴェーダといった伝統医学も、この予防医学的な考えを共有しています。

治療医学とは違いますので、保険は適用できないので、一時期は下火になりましたが、現在ではこの予防医学は再び重要視されています。しかもサプリメントは基本的に「飲むだけ」なので、誰でも気軽に行える予防医学ですので、こういった手軽さが普及にも大きく貢献したのだと思われます。

値段は安価なものから高価なものまで色々ですが、今では100円ショップでも販売されているくらいなので、特別にクオリティにこだわらなければ安く買うこともできます。飲み方も、分量さえ守れば良いだけなので、とても簡単です。最近サプリメントに過剰に依存する症状も見られていますが、通常の食事では得にくいミネラルなどの栄養素を摂ることもできますので、日々の生活に上手に利用しましょう。

2012年12月30日

カテゴリ: サプリメント

サプリメント依存症

サプリメント依存症の方が自分では依存症だと認識できなかったり、分かっていてもやめられない、という状態に陥るのは、目的が「健康」にあることが大きく関係しているようです。従来アルコールや薬物、煙草やギャンブルといった依存症の代表である依存対象は、それ自体「悪い」ものです。

けれどサプリメントは本来健康に良いものですから、健康に良いものを多く摂っている=良いことをしている、という図式が頭の中から消えず、悪いことをしているのではないのだから、と本人の「過剰さ」を意識しにくいのです。サプリメントに頼り過ぎることはお勧めできません。

2012年08月02日

カテゴリ: サプリメント