漢方と薬で内脂肪対策 | 痩せるダイエット

漢方と薬で内脂肪対策

体の問題を解決するのに何かと頼りたくなるのが漢方薬。何せ中国4000年の歴史が生んだ知恵と実績がその信頼感をさらに増幅させています。漢方でメタボは解消できるのか、それも含めてメタボと漢方についてお話ししたいと思います。


現在薬局ではメタボ対策の薬がよく売れているそうです。例えば小林製薬の「ナイシトール」。“内臓脂肪をとーる”というニュアンスなのでしょうか、実に分かりやすいネーミングは小林製薬の伝統です。ポッコリと出たお腹を輪切りのようにして取り出し、それをすっきりさせるというテレビコマーシャルはなかなかインパクトもあり、これも売れ行きに貢献していると思います。


次によく売れているのがロート製薬の「ロート防風通聖散錠」。これもメタボ対策のための薬として発売されたものです。このロートの薬では実際に商品名に登場していますが、これらの薬には「防風通聖散」という漢方薬の処方が用いられています。つまり、名前は漢方っぽくないですが立派な漢方薬です。


防風通聖散には肥満、便秘、むくみなどを改善する作用があるとされる漢方薬で、いわゆる皮下脂肪ではなく筋肉質な人のダイエットなど、やはり内臓脂肪のダイエットに適しているものです。漢方はすぐに効く対症療法ではなく、続けていると徐々に結果が出ると言う類のものです。防風通聖散は気長にやってみるのが良いと思います。


漢方ではありませんが、メタボ対策の商品として最近売れているものをご紹介しましょう。まず筆頭に上がるのがサントリーの「黒烏龍茶」。烏龍茶はそもそも脂肪を分解する作用があることで知られていますが、黒烏龍茶となるとものすごく濃い印象を与え、いかにも内臓脂肪に効果がありそうな気がしてきますね。黒烏龍茶は特定保健用食品、いわゆるトクホです。同様に花王の「ヘルシア緑茶」も同じくトクホで、続けていると内臓脂肪を減らす効果があることが証明されています。


サンザシという果物をご存知でしょうか。赤いリンゴのような果実で、大きさはリンゴよりも小さいのでちょうど姫リンゴのような感じです。この果物もメタボ対策に効果アリとされており、大変注目を集めています。元々は中国の果物で、食べ過ぎた時の消化薬として利用されてきました。サンザシを使った商品も続々登場しており、すでに発売されているメタボ対策薬などとあわせていかがでしょうか。もちろんこれらの商品だけの力ではメタボ対策として万全とは言えません。バランスの取れた食事と適度な運動が必要なのは言うまでもありません。

2009年01月29日

カテゴリ: メタボリック


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