唾液量と口臭の関係 | 痩せるダイエット

唾液量と口臭の関係

唾液量の不足は殺菌作用を低下させますので、抑えられていた細菌が活発に繁殖を始め、細菌の過剰な増加は、活動によって発生する酸(乳酸)や毒素(エンドトキシン)を増殖させます。酸は歯の表面のエナメル質を溶解して虫歯にさせますし、毒素は歯肉(歯周組織)を炎症させて歯周病へ移行させます。

そして虫歯の穴が大きくなったり、歯間や歯の周囲には食物残差が付着しやすくなりますので、細菌の温床となり、ついた歯石や歯垢によって、症状はどんどん悪くなります。細菌の活発な活動は、悪臭を発生させる代謝産物を多く生じさせるのです。とりわけ、メチルメルカプタンや硫化水素といった硫化物は、硫黄のような独特の強い悪臭を放ち、この臭いが呼気と一緒に口腔の外に出されると、きつい口臭になります。このように、唾液分泌量の減少は虫歯、歯周病、代謝産物による強い口臭の原因になりますのです。

2011年03月01日

カテゴリ: 口臭


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