最近の口臭事情 | 痩せるダイエット

最近の口臭事情

最近、口臭を訴える人は増加の傾向にあります。人と話している時に、相手が鼻に手をあてたり、横に顔を反らされる、またエレベーターなどで人の集まる場所で周りの人々が嫌な顔をした、などちょっとしたことでも敏感な人は口臭を気にします。そもそも臭いを感じる嗅覚は、鼻の奥にある、臭粘膜の嗅細胞で受信され、大脳に信号が送られる、というシステムになっていますが、ずっと同じ臭いを嗅いでいると、慣れてしまって臭いに鈍感になってしまいます。

この現象は、感覚の疲労という現象で、口臭も含めて自分の体臭を自分で正確に嗅ぐことは難しいことなのです。喫煙者も自分のヤニの臭いなどには気づきにくくなりますが、同じ理由になります。もし自分一人なら、口臭も体臭も気にすることはありませんが、他人が存在することによって、自らの臭いが気になるようになります。

近くにいる他人が、自分の口臭を不快に感じて嫌っているのではないか、と不安が発展していくのです。日本人は臭いに敏感な上に、恥をかくことを恐れる傾向を共通して持ちます。また、清潔思想の時代風潮が更に口臭を気にする心理に拍車をかけているとも言えます。自臭症は、実際には口臭が無い、あるいは普通であるので、異常に悪臭がする、と気に病んでいる症状ですが、実際に他人が臭いと認める場合には、他臭症と呼んで区別をします。

2009年01月24日

カテゴリ: 口臭


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